スギ舌下免疫療法を開始できます
〜5歳から相談できる、毎年の花粉症対策〜
スギ花粉の飛散時期が終了したため、今年もスギ花粉症でお困りのお子さんに対して、 スギ舌下免疫療法の開始を受け付けています。 毎年、春になるとくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみでつらそうなお子さんは、 将来の花粉症を少しでも楽にするための選択肢として、一度ご相談ください。
🌲 スギ舌下免疫療法とは?
スギ舌下免疫療法は、スギ花粉症の原因となる成分を少量ずつ体に取り入れ、 スギ花粉に体を少しずつ慣らしていく治療です。
一般的な花粉症のお薬は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど、 今出ている症状を抑える治療です。 一方で、舌下免疫療法は、花粉症の原因に体を慣らしていくことで、 花粉症の体質改善を目指す治療です。
期待できること
- スギ花粉の時期の症状が軽くなる
- 花粉症の薬を使う量が少なくなる
- 春の生活が少し楽になる
- 毎年の花粉症への不安を減らせる可能性がある
※効果には個人差があります。すべての方で症状が完全になくなる治療ではありません。
👧 何歳から治療できますか?
当院では、5歳からスギ舌下免疫療法をご相談いただけます。
ただし、治療ではお薬を舌の下に置き、決められた時間そのままにしてから飲み込む必要があります。 そのため、小さなお子さんの場合は、 お薬を安全に舌の下で保持できるかを診察で確認しながら、無理なく開始できるか判断します。
このようなお子さんはご相談ください
- 毎年、春になると鼻水・鼻づまり・くしゃみが続く
- 花粉の時期に目のかゆみが強い
- 花粉症の薬を飲んでも症状がつらい
- できれば将来の花粉症を軽くしてあげたい
- 毎年の花粉症シーズンが親子で大変
🏠 治療はどのように行いますか?
スギ舌下免疫療法は、1日1回、ご自宅でお薬を服用する治療です。 お薬を舌の下に置き、しばらく保持してから飲み込みます。
初回の服用について
初回の服用は、万が一のアレルギー反応に備えて、院内で行います。 服用後はしばらく院内で様子を見てからご帰宅となります。
2回目以降は、ご自宅で服用していただきます。 小児では、保護者の方の見守りのもとで服用することが大切です。
開始できる時期
スギ舌下免疫療法は、スギ花粉が飛んでいる時期には新しく開始できません。 スギ花粉の飛散時期は、体がスギ花粉に敏感になっているためです。
そのため、スギ花粉の飛散が落ち着いた時期から治療を開始します。 「今年こそ始めたい」という方は、花粉の時期が終わったあとに早めにご相談ください。
⏳ 治療期間はどのくらい必要ですか?
スギ舌下免疫療法は、すぐに終わる治療ではありません。 最低3年間は継続が必要です。 一般的には、3〜5年程度続けることがすすめられています。
毎日続ける治療なので根気は必要ですが、長く続けることで、 花粉症の症状を軽くしたり、花粉症の薬を減らしたりする効果が期待できます。
治療のイメージ
- 1年目:まず体を少しずつ慣らしていく時期
- 2年目:花粉の季節が少し楽になったと感じる方が増える時期
- 3年目以降:効果を安定させ、将来の花粉症を楽にすることを目指す時期
👨👩👧 親子で一緒に治療できます
お子さんがスギ花粉症でつらい場合、実は保護者の方も同じようにスギ花粉症で悩んでいることがあります。
当院では、お子さんの治療開始に合わせて、親御さんも一緒に治療をご相談いただけます。 親子で一緒に始めることで、毎日の服用を忘れにくくなり、お子さんも安心して続けやすくなります。
親子で始めるメリット
- 毎日の服用を親子で習慣にしやすい
- お子さんが「自分だけじゃない」と安心しやすい
- 春の花粉症対策を家族で一緒に取り組める
- 保護者の方の花粉症も一緒に相談できる
⚠️ 治療を始める前に知っておきたいこと
スギ舌下免疫療法は、スギ花粉症と診断された方が対象です。 治療開始前には、症状の経過や検査結果を確認し、治療できるかどうかを医師が判断します。
また、口の中のかゆみ・腫れ・のどの違和感などの副作用が出ることがあります。 多くは軽い症状ですが、まれに強いアレルギー反応が起こる可能性があるため、 初回は院内で服用し、その後も医師の指示に沿って続けることが大切です。
次のような場合は、必ず事前にご相談ください
- 喘息症状が強い、または喘息のコントロールが不安定
- 口内炎、抜歯後、口の中の傷や炎症がある
- 体調不良や発熱がある
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある
- 過去に強いアレルギー反応を起こしたことがある
❓ よくある質問
効果には個人差がありますが、花粉の時期のくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどが軽くなったり、 花粉症の薬を減らせたりすることが期待できます。 ただし、すべての方で症状が完全になくなるわけではありません。
3〜5年ほど治療を続けた場合、治療を終了したあとも、年単位で効果が続くことが期待されています。 ただし、効果の続き方には個人差があり、数年後に症状が再び強くなる方もいます。
当院では5歳からご相談いただけます。 ただし、舌の下にお薬を置いて保持できること、保護者の方と一緒に安全に継続できることが大切です。
いいえ。スギ花粉が飛散している時期には、新しく治療を開始できません。 花粉の飛散が落ち着いた時期から開始します。
基本的には毎日続ける治療です。 飲み忘れが続いた場合や、体調不良のあとに再開する場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
お子さんと同時に治療を始める場合は、親御さんも一緒にご相談いただけます。 親子で一緒に続けることで、毎日の服用が習慣になりやすいというメリットがあります。
🌸 毎年の花粉症を、少しでも楽にするために
スギ花粉症は、毎年くり返すつらい症状です。 舌下免疫療法は、毎日の継続が必要な治療ですが、 将来の花粉症を少しでも軽くすることを目指せる治療です。
お子さんの花粉症でお悩みの方、毎年春になると薬が手放せない方、 親子で一緒に花粉症対策をしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
つくばキッズクリニックでは、お子さんの年齢や生活リズムに合わせて、 無理なく続けられるかを一緒に考えていきます。
- 日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き 2025」
https://www.jsaweb.jp/uploads/files/アレルゲン免疫療法の手引き2025.pdf - シダキュアスギ花粉舌下錠 添付文書情報
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00067169